1993-04-13 第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
それともう一つは、この制度を存続させないと、山間地帯や高冷地帯では、被害が多いのだからもう田んぼづくりをやめよう、若い人たちはもう簡単にそういう気持ちになってしまう。それがやはり恐ろしいし、最近皆さんも御承知のように、水田の公益的な使命、自然のダムだ、あるいは山村地域では、一定の農地が保有されて初めて自然景観もそして自然も守ることができる、こういうふうなこと。
それともう一つは、この制度を存続させないと、山間地帯や高冷地帯では、被害が多いのだからもう田んぼづくりをやめよう、若い人たちはもう簡単にそういう気持ちになってしまう。それがやはり恐ろしいし、最近皆さんも御承知のように、水田の公益的な使命、自然のダムだ、あるいは山村地域では、一定の農地が保有されて初めて自然景観もそして自然も守ることができる、こういうふうなこと。
とかあるいは需要の動き、特に転作の進度等いろいろな問題がございますので、余り硬直的に考えますと過剰なり不足という形になりますので、これを基本にして考えていきたいと思っておりますし、それから単に量の問題だけではなくて、先ほど申し上げましたように、やはり良質のもので、たとえ年を越して持ちましても十分主食に充当できるようにということで原則として低温管理、もちろんもみによるカントリーエレベーター貯蔵とかあるいは高冷地帯
恐らく東北の高冷地帯の農業というのはこれからも冷害で相当やられるだろうと思うのです。だとすると、そういうところは、いまの減反の問題もありますから、政策的にも少し重点的なサポートをやって、冷害型農業から肉牛なら肉牛に転換をさせていく、そういう相当きめの細かなところで一つ一つ風穴をあけていく。田澤農政は、いままでの何とはなしに——私、この演説をお聞きした限りでは、文章としては大変りっぱなんですよ。
水田利用再編対策に対しての危惧というのが一番大きいわけで、北海道に参りましたときにも、これが冷害、冷害ということで余り騒ぎますと、またそういうところで米をつくるからという言葉がはね返ってくるんじゃ大変だということで控え目に、東北におきましてもやはり山間地、高冷地帯、こういうところで非常に気にしながら現状を訴えておるというのは、よく大臣もおわかりになっていらっしゃることだと思います。
高冷地地帯でもりっぱにいい米をつくっている地域も私は見てまいりましたし、そういう手入れの行き届いているいい場所が、今度の冷害でどうしようもないという地域がありまして、高冷地帯に対する対策が、またさらに今後こういう事態があるとした場合、技術的にいまの段階で対応できないとするならば、これはさらに超耐冷品種といいますか、そういうものの開発研究というのを何としてもやらなければいけないという一つのチャンスを与
○武田委員 なぜ特に高冷地帯の問題を取り上げたかといいますと、やはりこれは十分にやっていないわけなんです。ですから、たとえば岩手県などでは県独自でもってそういうようなものをやろうということを決めたようでありますし、やはり国はこういう問題にもっともっと真剣に取り組んでおいた方がよかったのじゃないかということを考えます。
このため、宮城県の山間高冷地帯、県北地帯及び太平洋沿岸地帯におきましては、作付の多いわせ種などに四〇ないし八〇%の不稔粒の発生が見られ、さらに八月末に多量の降雨がありました県北地域では、三千五百三十二ヘクタールに及ぶ冠水や浸水があり、被害を決定的にしたようであります。
と同時に、もう一つ問題なのは、米以外の農作物も、現在は皆さんの農政の中で十分な価格保障がないことからして、条件に合わない米を無理やりつくってきた、それが今日山間高冷地帯の農家に大きい被害をもたらすことになったわけですけれども、問題はそういう価格の問題もあるわけであります。
特に被害が大きいのは県北部と北上山系及び奥羽山系の高冷地帯であり、これら地域においては、収穫皆無ないしは被害率が七〇%を超える個所が随所に見られるとのことであります。今回視察した一戸町、葛巻町等はいずれも標高が四百メートルを超える高冷地であり、県内でも最大の被害を受けた地域とされております。
つまり、今回の冷害を受けた方々は山間部であり高冷地帯の方々でほとんど零細だということです。したがって、農業を主なあれじゃなしに、農林漁業を営む者にはなるわけでありますね。それに対して、今回天災融資法が適用になりましてもほとんどそれが及ばないということになりますと、大変な問題が起こるわけであります。 あなたはもう結構ですから大臣に一言。
○中川(利)委員 まず大臣にお伺いいたしますが、今回の冷害を受けた地域はおしなべて山間高冷地帯あるいは沢部です。そういうところの農家はほとんど零細農でありまして、農業それ自体では暮らしていけない、したがって第二種兼業、そういう状況になって手間取り仕事なんかをやっておるわけです。これはあなたが一番よく御承知だと思います。
そこで、私は一例をあげてみたいと思うのですが、台風二十三号及び異常低温等によりまして準高冷地帯、これは熊本県の場合でございますが、たいへん激甚な被害をこうむったわけでございます。
しかし、個々の被害を受けた農家にとりましてはまさに生死の関頭にあるわけでありまして、ことにいまの九七%という指数の低さの原因をなすのは、こうした山間地、あるいは高冷地帯において、よそよりも非常に苦労をして米作に励んできた、研究し、努力してきたところであるのであります。
たとえば、日本列島の地理的条件というものが、平たん地があり、また沿岸地帯があり、高冷地帯があり、準高冷地帯があるということで、それぞれの地帯における畜産にしても果樹にしてもビジョンがない。そのビジョンのないところに、融資をして金を貸してやるからやれといったって、これは借りるほうからいうと一つの夢が描かれない。こういう気もいたすわけでありますので、そうしたビジョンも必要ではないか。
高冷地帯では非常な増産です。来年からやめるというこの年に限って、非常な増産。まあ大体政府の見方では三・二八トンくらいに見ておられるようですが、私は三・五トンを上回ると見ております。ここでも違いますよ。財政上のそういう限界を越えますよ、そういう場合は実収は。だから、そういうもので頭を押えたのでは、これはまた六千九百七十円が、金額も下がるでしょう。そういうことじゃないでしょう。
この冷害によります被害の態様について、まず地域的に見ますると、北海道におきましては、北見、それから北部上川地方、それから内地におきましては、青森県、秋田県、長野県等の高冷地帯が、最も激しい冷害を受けているのであります。
分かれておりますそれぞれによって試験方法も異なるだろうと思いますが、一番御要望が大きくて、しかも最も基礎的な研究を要します果樹の品種の育種の問題でございますが、この問題に関しましては、大体リンゴは、どうしても東北地方を中心にしまして、北海道あるいは関東北部の高冷地帯、こういうものを広く包括し得るような品種改良を当然行なわれなければならぬわけでありまして、それが現在国立といたしましては、先ほど申し上げましたように
農民が今何をやっていいか、生産をしていいかということは、寒冷地帯あるいは高冷地帯の農民は非常に迷っている。迷っているところにこういうものがかりにあったとしまするならば、あとさき見ずに飛びついていくかもしれません。県の指導者あたりもあとさき見ずにまた指導していくかもしれない。だがしかし、それらに対しては、県に計画を立たして云々と、こう言われておるが、そればかりでもなく、自由に工場は建てられる。
そこで、お伺いしたいのは、そういう傾向は、日本の地勢として相当各県とも寒冷地帯、高冷地帯を持っておると思います。そういうところでこういうものを作りたいという考え方も相当あると思う。
同時に、また、西南地方に対しまする家畜の導入等でございますが、御承知の通り、ただいままでは、寒冷地帯あるいは高冷地帯における農業上の立地から、その方面に力点を置いておつたのでございますが、漸次この方面の手当もできましたので、御指摘のように、西南地方への家畜の導入等をはかりたいと考えます。
本年の場合を見ても、山間高冷地帯が一生懸命で養蚕をやっておる。現在山間高冷地がむしろ増産政策をとっておる。だから、低能率桑園の問題というものに簡単に触れたら、これはある地区では農家経済そのものは根本的な破滅に追い込まれると思うのですよ。これは特に大臣の方のいなか、山形、秋田から岩手、あっちへ行ったらなおこういう傾向があると私は思うのです。
このような悪条件下にある窓冷地帯の農業経営は、他の地域に比べまして土地利用は制約され、土地及び草地の改良ははなはだしく立ちおくれており、生産手段も不備で、技術水準が低く、地方収奪的な農法が行われておるため著しく不安定であります。またこのため農民の所得水準は他の地域に比べて非常に低下しておりまして、しかもその経済的な基盤は悪化しておるわけであります。
佐賀県におきましては、特に高冷地帯の被害の面積が多いのでございまして、これが約一千町歩余り、それから収穫皆無がそのうち二百十町歩、それから平坦地帯におきましては五百町歩。長崎県でもやはり六百町歩程度の被害が出ているという報告を受けております。
これは北海道ばかりでなく、高冷地帯、あるいは適したる種類によってやりますれば、一反二万五千円くらいの収入が農家にあると思う。なおかつ、その土地が改良されまして、その他の作物が三年なり五年なりの間において輪作できるようになって、別なものを作りますれば、その増収が大体平均して二割くらい上ってくると思います。当局はどうして今までこれを見のがしておったか。